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人気資格ランキングはこちら
まずはここ最近取得してみたい資格とされているランキングを見てみることにしましょう。
順位 | 資格名 |
---|---|
1位 | TOEIC |
2位 | 漢字能力検定 |
3位 | P検(パソコン検定) |
4位 | 簿記検定 |
5位 | マイクロソフトオフィススペシャリスト |
6位 | ファイナンシャルプランナー |
7位 | カラーコーディネーター検定試験 |
8位 | 宅地建物取引主任者 |
9位 | TOEFL |
10位 | 行政書士 |
*gooランキング(2012年取得してみたい資格ランキング)より
収入に繋がる資格は?
まず上記の「取得してみた資格ランキング」を見るとTOEICが1位となり9位にTOEFLが入っていますので、今後のグローバル化の流れを表している事がよく判ります。TOEICの稼げる度具合はTOEICの記事よりご参照下さい。
その他のファイナンシャルプランナー、宅地建物取引主任者、行政書士に関しましては、個別ページを用意していますので、各リンクからご参照下さい。
ということでここでは、ランク入りしているそれ以外の資格が収入に繋がるのか?という視点から考察してみようと思います。
漢字能力検定は?
漢字能力検定は、入社試験の際に評価が高いという評判で特に学生に人気の資格になっています。小学生や中学生の受験者も多く、国語としての日本語を覚える段階ではとても価値のある検定試験と言えるでしょう。
それでは社会に出た時の価値はどれくらいなのか?となると、残念ながら資格としての市場価値はかなり低いと言わざるを得ません。
ご存知のように現代はパソコンや携帯端末が発展していますので、手で書類を書くという作業自体がどんどん減ってしまっています。今後も益々この流れは加速すると思われますので、漢字の知識が問われる機会もかなり減ってしまうでしょう。
とはいえ、書籍の校正作業や教育という分野ではまだまだ漢字能力が求められますので、収入に繋げるというよりは、自分の能力を高めるために利用していきたい検定試験でしょう。
P検(パソコン検定)は?
P検(パソコン検定)は、パソコンの知識及び技能を認定するための検定試験です。昨今のパソコン検定の市場価値はどの程度なのでしょうか?
まずIT関連の職種、システムエンジニアやプログラマ、ヘルプデスクやWEBデザイナー等の業種を募集している企業からすると、パソコン検定に対する評価はほとんど無いと思われます。パソコン検定はあくまでも一般的なパソコンの知識を認定するためのものですので、専門分野での評価は芳しくありません。
しかし、事務処理等で最低限パソコンの知識も必要とされる業務、事務や営業、秘書などの業種であれば、パソコンの知識・能力をアピールする為にの指針としてパソコン検定は一定の評価を得ています。
パソコンの専門家になりたいのであれば、情報処理試験や各種ベンダー試験。あくまでもパソコンを道具の一つとして使うのであればパソコン検定という形で目標を定めるといいかもしれません。
カラーコーディネーター検定は?
カラーコーディネーター検定は、仕事に役立つ実践的な色彩の知識を認定するための検定試験です。
商品開発やディスプレイなどの接客、建築やインテリア設計、さらにグラフィックデザインやWEBデザインなどの業務をする際に欠かせない「色彩」の知識を高める事が出来ます。当然その手の業務に携わっている方にとっては、営業のツールにもなりますので、かなり価値のある検定試験と言えるでしょう。
しかし、あくまでも付加価値を高める為の試験という認識は必要です。まったく無関係の業種の方やこれから新たに職を探したいという人がこの資格を取得したところで、就職や転職に有利になるということは考え難いでしょう。
人気ランキングに入っている資格といえども、自分が進みたい方向によって必要とされる資格も変わってきます。資格は人気で選ぶものではなく、自分の目的にあった資格を選んで欲しいと思います。