トップページ >> ダブルライセンスは必要
2つの資格を有効に活用する
ただ闇雲に資格の数だけを増やしていっても価値はありませんが、活用方法によっては2つの資格が相乗効果を持ち1+1が3にも4にもなることもあります。
上手く使えばダブルライセンスどころかトリプルライセンスというやり方だってありますので、どのように有効活用していくか?具体例を見ていきましょう。
足りない部分を補う
司法書士のT先生は、当然の事ながら司法書士の業務をメインにしていましが、お客様から頻繁に行政書士の業務の問い合わせを受けるようになりました。司法書士の業務と行政書士の業務は、素人目には似ているように見えますが、実際には細かい区分があります。
そのためT先生はずっと行政書士の業務に関しては、知り合いの行政書士に依頼していたのですが、日に日に問い合わせが多くなり、いっそのこと行政書士も取ってしまおうとT先生はダブルライセンスに踏み切りました。
それからは、お客様の問い合わせをワンクッションで処理出来るようになり業務の効率化に繋がっていったんだそうです。
夫婦でダブルライセンス
ある行政書士のA先生は、業務の幅を広げる為に社会保険労務士の資格の必要性を感じたんだそうです。
ただ既に独立し数年が経過し、顧客の数も増えていたA先生には、なかなかもう一つ資格の勉強をする時間を取る事ができませんでした。
その姿を見ていたA先生の奥様が、「それならばいっそのこと私が社会保険労務士の資格を取ろうか?」と資格の取得を決意し、見事1年で社会保険労務士の資格を取得したんだそうです。
それからは、旦那様と奥様で共同の事務所を運営し、夫婦でダブルライセンスを利用して活躍されています。
ダブルライセンスの必要性
司法書士のT先生や行政書士のA先生のように、業務上の必要性を感じたのであれば、ダブルライセンスは大きな価値となることは間違いありません。
2つ以上の資格を有効に利用されている方の多くは、とりあえず資格を取っておこう!という考え方ではなく、もっと売上を伸ばす販路を広げたい!という方やどうしても必要があった!という方の割合が多いようです。
しかしただでさえ難しい資格をどうやって勉強していけば2つも取れるのでしょうか?。
2つ以上の資格の勉強方法
まず一番有効な手法としては、学習内容が似ている資格を攻略する事です。
司法書士と行政書士、社会保険労務士とファイナンシャルプランナー、ファイナンシャルプランナーと宅建、税理士と中小企業診断士のように試験内容が被る資格は、独立後のシナジー効果も高くなりますので、かなり勉強しやすいのでお薦めです。
また、もし現在会社員で将来的又は長期的な目線で独立を考えているのであれば、会社員のうちに複数の資格を取得しておくのも賢い方法です。
通常の会社員であれば、雇用保険から教育訓練給付の支給を受ける事も出きますので、3年程度間隔を空けて資格を取得していけば、退職後に改めて学習するよりも効率的です。
もう一つ最高の手段としては、前述したようにパートナーと違う資格を取得するというのは最も有効な方法かもしれません。
夫婦で違う資格を取るのもいいでしょうし、父親が税理士さんであれば、息子さんが社労士の資格を取るという選択肢もあるでしょう。また兄弟で異なる資格を取得して開業されているケースもありますので、難しい資格は数名で分散して取得すれば、相乗効果もさらに大きくなっていきますのでかなりお薦めです。